国内のシジミチョウの中では特異な姿をした蝶で、4本の尾状突起を持つ。 また、アリと共生する蝶の一つでもある。 本州に分布が散在しており局地的だが、地元京都では市街地周辺にも生息している。
朝日を浴びながら葉上の朝露を吸水する♂。 翅裏の斑紋も個性的。
夕日を浴びてテリトリーを張る♂。
松の葉に止まる♀。 松林に生息している蝶というのは珍しいが、これもアリとの共生によるもの。
風の強い朝、アカメガシワの葉裏に静止している2頭の♂。 右下はトラ型と呼ばれる変異個体で、地色の黄色が通常より濃くなっている。
写真7のトラ型♂。 風が弱まったところで吸蜜を始めた。 逆光気味の写真になったが、尾状突起の4つの白がうまく浮かび上がった。
特に翅裏は地域・個体変異があってそれぞれ撮り比べてみたい。 しかし目立たない蝶で樹上にいることが多く、生息場所を見つけるところから撮るまでがなかなか難しい。
● 同一個体 ・・・ 写真1・11 写真2・9 写真3・4 写真7・8・12下
● ♂♀判別点 ・・・ 斑→斑紋
京都府京都市 | 1993/6/25 | ♀ | 葉上で閉翅 | |
京都府京都市 | 2003/6/19 | 12:33 | ♂ | 葉上で閉翅 |
岡山県苫田郡 | 2005/7/10 | 6:10 | 葉裏で閉翅 | |
岡山県苫田郡 | 2008/7/16 | 14:48 | ♀ | 葉上で開翅 |
兵庫県豊岡市 | 2012/6/26 | 13:12 | ♂ | 葉上で閉翅 |
兵庫県豊岡市 | 2015/6/10 | 6:58 | ♂ | 葉上で吸水 |
滋賀県大津市 | 2017/6/30 | 12:59 | ♀ | 葉裏で閉翅 |
鳥取県鳥取市 | 2025/6/16 | 8:55 | ♂ | 吸蜜:アカメガシワ |
など |