モンキチョウの変異

● 他の変異・異常個体 ●

　ここでは上のタイトル通り、これまでに紹介した変異以外の特徴をもった個体、異常個体を集めています。願わくは、いずれここに白化異常型や黒化異常型、雌雄型などを載せてみたいものです。では、一体ずつ紹介します。

♀ 2019/11/7 京都府城陽市

　翅の黒色部分がすべて赤茶色になっている個体です。同様の傾向をもった個体をこれ以外見ていないため、ひとまず「色彩の変異」のコーナーではなく、異常個体としてこちらに掲載しました。

♂ 2019/5/10 京都府城陽市

　右後翅が小さくなっている個体です。付け根あたりには細長い穴が空いていますが、羽化後の傷かどうかは分かりません。一応、翅は伸びきっています。

♂ 2018/11/29 京都府城陽市

　これは前翅の中央あたりに左右対称の傷、もしくは鱗粉不全が現れているものです。撮影チェックの際、当部分が黒く見えたため、過剰紋か？と驚きましたが、現実はこんなものでした。翌春、翅の別部分に同じような左右対称の傷を持った個体を２頭見つけたので、特に珍しいものではないようです。

♂ 2018/5/15 京都府城陽市

　少し分かりにくいですが、前翅黒紋の外側の地色が白化しているものです。

2010/7/31 長野県木曽郡

　過去に撮影した生態写真からです。左後翅が小さく、また色彩も薄くなっている異常個体です。しばらく開翅ショットを狙って追いかけ続けました。