2018.7.3
今年4発目のフライト先は北海道です。
実は5月にも北海道行きを予定していたものの、低温予報のためキャンセルしていました。
今回もただでさえ短期間なのに悪天候というツキの無さでしたが、とりあえず飛んできました。
初日からどんより曇って気温も低い中、むりやり林道へ入ってみることにします。
足元がぬかるんで歩きにくいなぁと思いながら進んでいると、何やら先客の足跡が・・・
私の足の2倍ほどありますな。
ヤツの足跡に違いありません。
それでも蝶を見たい一心で進んでいきますが、やっぱり何も飛んでおらず、宿へ向かうことにしました。
霧雨が降ったり止んだりする中、宿の近くをウロウロして、何とか本種を数頭だけ発見。 一応、♂♀判別のターゲットに挙げていた蝶なので、最低限の成果は確保です。
2日目の雨は本降り。 3日目、朝のうちは雨が残っていましたが、石北峠を東へ越えると晴れ間が見えてきました。 林道の脇を飛んでいたのはホソバヒョウモンの♂。
探すとなかなか見つからない蝶ですが、今回も不意に出会いました。 ブルーが美しい♀。
今回はちょっと物足りない感は否めませんが、少しづつでも北海道のターゲットを潰していくことにしましょう。 しかし、何年かかることやら・・
2018.8.7
今季6発目のフライト遠征は八重山です。
この暑い時期にわざわざ暑い所へとは思いましたが、いくら暑くても今の京都よりはマシだろうと高をくくっていたのは間違いでした。 確かに気温は5℃ほど低かったのですが、日差しが強く、湿度が高いためか汗が大量に吹き出し、頭もボーッとして集中力が続きません。 この時期の八重山の暑さをナメたらあきませんな。
まぁそれでも何とか迷蝶を見つけたい一心で頑張ってきました。
普通種のマダラばかりが目に付く中、この個体を見つけて一気にテンションアップ。
新規撮影種ではありませんが、フィリピン亜種を見たのは初めてです。
実はこの写真を撮る2時間ほど前、証拠写真程度しか撮れないまま、飛んでゆく本個体を振り逃がしていました。 以前、”一度振り逃がしたマダラは戻ってこない” みたいな格言?を聞いたことがありましたが、今回は付近で張り込んでいたのが正解だったようです。
今年はこれで4回の八重山遠征をこなしました。
まさか今年もこのまま新規撮影種が増えることなくシーズンを終えることになるのでしょうか。
やはり25円では足らんかったか・・・(苦笑
秋にチャンスがやってくることを願うばかりです。
2018.10.24
先日、いつも堤防まで歩くコースから少し寄り道した所に、看板が設置してあるのに気付きました。
看板に写っているのは、まさに私がモンキを追いかけている場所であり、よく見てみましたが・・・私は写っていませんでした(笑)。
ちなみに、たまに載せる木津川流れ橋は、ちょうど「城陽」の黄色い文字で隠れています。
景観的には写って欲しかったですが、流れ橋は城陽市から微妙に外れた所にあるため、別にいいのでしょう。
それにしても、地元民なのにここが日本遺産だったなんて初めて知りました。
2018.11.16
嬉しいことに、11月になって急にモンキの姿が増えだしました。
そして、おそらく今年チェックした中で最も変わっていると思われる個体を見つけました。
黄色い目の白色型♀です。
こんなのが居るんですねぇ・・・
目というのはもちろん前翅の斑紋の事です。
写真はお尻の方から撮ったショットを拡大したもの。
黄色い目でこっちをにらんでいるでしょ。
”どこ見てんのよ!”って。(笑)
♂の方は特に変わった個体は見られず。 しかし、例年ならテンションが下がってしまうこの時期の楽しみを見い出したのが、今年の大きな収穫かもしれません。 長い長いシーズンオフが少し短くなりそうです。
2018.11.27
今秋、天候不良のため沖縄方面への遠征をキャンセルしたのですが、やっぱりこのままシーズンを終えるのは寂しいという思いがあり、飛んできました。
今年最後、7発目のフライトです。
今回は、八重山遠征も少しマンネリ気味になっていることもあり、過去に訪れたことのない宮古島をコースに入れてみました。
そして宮古島で何をメインに探索するかといえば、やはりジャコウアゲハの宮古亜種になるのですが、最初はこれがなかなか見つかりませんでした。
結果的には島の中でも場所によっては普通に居るようで、なんとか姿を見られて一安心。
今まで図鑑で宮古亜種を見ていたものの、地元のものとあまり変わらない印象でしたが、実際に姿を見てみると特に翅裏や体の色合いが明らかに違いました。
しかし、ジャコウが撮れてしまうと他に特に狙うものもありません。 そこで、ちょっと色気を出してホシボシやらメスアカムラサキ♀なんかが飛来していないかと行動範囲を広げることにしました。
2018.12.3
前回の記事の続きです。
まずは北を目指して走り、美しい海に架かる橋を渡って池間島へ。
ここで撮れたのはホリイコ。
だけ・・
あと見たのはシロオビアゲハ、キチョウ類、アカタテハ、くらい。
引き返して伊良部島にも渡りましたが、これといった蝶は見られず。
現実はこんなもんです。
普段、風景の写真は撮らないのですが、海の色がとてもキレイだったので、蝶の背景に入れてみようと撮った一枚。
このあと夕方の便で石垣島へ飛んで一泊。 最終日は天気がぐずつく予報の西表島へ。
島へ着くと、やはりどん曇りで、朝8時を回っているのにまだ薄暗い雰囲気です。
そして車を走らせていると、一瞬、道路脇の田んぼに何やら黒いものが動いているのを視界の端にキャッチしました。
まさかね・・と思いながらも、車を降りて確認してみます。
!!・・・鋭い目つきでこちらを警戒する姿、間違いありません。
今回が25回目の訪島になりますが、初めての対面です。
ヤマネコは夜行性と聞いていたので、よほどのタイミングでないと見られないと思っていましたが、天候のおかげでしょうか。
この後、動画撮影に切り替えようとしたところで、ヤマネコは田んぼを疾走し、藪の中へ消えました。
その後、蝶の方はイマイチな天候のため、普通種などを軽く撮影して終了。
あぁ、残念ながら、迷蝶で一種増加というのはまたまた来年以降にお預けとなりました。
蝶の方は尻すぼみでしたが、初めて訪れる島で撮る楽しさを久々に味わい、亜種の変異も実際に目にすることで違いを実感することができました。
来年も一回は行ったことのない地を訪れてみようと考えています。
2018.12.19
今年もあと少しになり、簡単に総括しておこうと思います。
マイカーを手放して初めてのシーズン、当初、遠征以外の期間をどうしようかと考えていましたが、モンキでうまく解決できました。 ただ、これからも変わらず撮影種類数の増加がメインのテーマであり、モンキはそのための節約的な楽しみになると思います。
<今シーズンの成果ベスト3>
1.♂♀単位の撮影種類数が500を突破。(本年追加 9 で 501)
2.マルバネルリマダラのフィリピン亜種を撮影。
3.モンキチョウの変異の面白さを知る。
まぁ、こんなところです。 来年こそは一種増加!・・って何年言い続けてるんやろ。(悲
続いてはこちら。
生態写真らしく見えるでしょうか?
完成後、放置していたドライバタフライです。
実は今年はもう少し作成するつもりだったのですが、結局、一頭のみで終わりました。
けっこう神経を使う作業になるので、気が乗らないと作れないのが難点です。
しかし、上手く仕上がるとやっぱり嬉しいもので、次は、前後の翅の開翅角度を変えた飛翔シーンを作成したいと考えています。
さて、来年ですが、今シーズンの活動スタイルとあまり変わらないと思います。
ただ、この正月はおそらく初詣には行きません。
もう、神様仏様にお願いすることはないでしょう。(笑