2018.1.3
明けましておめでとうございます。
今年もマイペースで更新していきたいと思っています。
よろしくお願いします。
さて、この年末から元日にかけては連勤をこなしていました。 まぁ、蝶のシーズンにしっかり遊ぶためには仕方ありませんね。 というわけで、2日の朝にゆっくり酒を頂いてから、カメラを持ってちょっくら歩いてきました。 さすがに蝶は撮れないでしょうが、今回は別にいいんです。
自宅から10分余り、いつもの堤防に上がります。 昨秋、流れてしまった流れ橋は再建にはまだまだ時間がかかりそうな様子で、仕方なく下流にある新木津川大橋を渡ることにします。 そう、今回の目的地は橋を渡った先にあります。 橋の上から見ると、流れ橋の橋脚がドミノのように残っていました。
橋を渡ってしばらく堤防を歩いてから、集落へ下りて到着したのは、「らくがき寺」。
近くには有名な石清水八幡宮があり、初詣の人で賑わっていると思いますが、今回はこの寺でお参りします。
こぢんまりした寺ですが、少し変わった体験ができるということで、初めて訪れてみました。
お堂の中、白壁には落書きがいっぱいです。 私も落書きして大願成就を願います。
う〜ん、ちょっと欲張りすぎかな・・(笑
壁なので表面がザラついているうえ、与えられたサインペンが微妙にカスレていて少々書きにくかったですが、何とか書き記してきました。
そして、ひとまず新規種が2種類は増加して欲しいということで、二重のご縁があるよう、賽銭箱に25円放り込んでおきました。
(落書き料は300円)
さて、「らくがき寺」でお参りを済ませた後、更に路地を歩く事5分、ようやく最終目的地に到着です。
「飛行神社」。
ここも初めて訪れてみました。
先の願いを叶えるためにも、まずはフライトの安全祈願をしておこうというわけです。
入ってすぐのガラス張りの中には、飛行機のエンジンが置かれています。
手水盤にも飛行機が描かれています。
他にも境内には零戦の機首部の残骸が展示されていたり、少し風変わりな神社でした。
そして、ここでお祈りを済ませ、新年早々のお散歩は予定終了です。
自宅からここまでは約7km。 蝶の探索を思えば大したことない距離ですが、朝から泡盛で祝杯をあげた後だったからか、やや体力を消耗したようです。 帰りも歩こうかと思いましたが、コンビニが目に入ると、缶ビールをプシュッと開けてしまい、歩く気力を喪失。 最寄りの駅から遠回りして電車で帰ることにしました。
京阪八幡市駅の前にはエジソンの像。 ここはエジソンにゆかりのある町です。 そして、この駅から電車に乗るのは、およそ40年前、石清水八幡宮の参拝後、祖父に超合金のロボットを買ってもらった時以来です。 私が蝶を追い始めたのは祖父の影響ですが、この時、40年後の私が蝶を追って日本中を飛び回っているとは祖父も思わなかったでしょう。
さぁ、いよいよ新年のスタートです。
もう神様仏様にはお祈りしたのですから、あとは蝶が飛び、私も飛ぶのを待つだけです。
とんだ一年になったりして・・・
2018.3.27
いよいよ春らしくなり、希望に満ちあふれる時期になりました。
すでにギフチョウは飛んでいると思いますが、この時期気になるのが春の迷シジミ。
行くかどうか・・・今、迷っているようではもう遅いかもしれませんね。
まぁ、行ってみないと分からないのが迷蝶狙いの面白いところではありますが・・
さて、これといって最近の写真もなく、季節外れの一枚です。
迷シジミの飛来を想像していて、ふと思い出したのがこの蝶。 本種の大群が移動するのを目の当たりにするまでは、遥か遠いフィリピン等から八重山へ蝶が飛来するなどという事がどうもイメージできませんでした。
忘れもしない2003年11月10日の出来事です。
当時、一度は沖縄へ行ってみたいと言うので同行することになった母親を助手席に乗せ、西表島の外周道路を走っていました。
午後3時頃だったでしょうか。
いかにもスコールになりそうな黒雲に追われるように、高那から古見方面へ飛ばしている時、ふいに細かい木の葉がたくさん視界を横切り始めました。
「ん!? これ蝶の大群やん!」
フロントガラスにも当たってきます。
「凄い!! 適当にネット振っても入るんちゃうか。」
と、道路脇に車を止め、ネットを振ってみると入ったのが本種でした。
実際には大群の中に別種が混ざっていたか分かりませんが、4、5頭確認したのはすべてこのルリウラでした。
運転しながらでしたが、蝶の大群に入ってから抜けるまでの間、蝶の密度の疎らな区間も含めて軽く500mは超えたと思います。 大群は海の方へ向かっていました。 その時は、「スコールが近づいてきたから集団で逃げてるんやろか」 などと話していましたが、以降、スコールの時でも小集団すら見たことはありません。 理由は分かりませんが、何せあれだけの大群が海を渡れば、わずか1%でも遠方の島へたどり着くとかなりの数になるはずです。
そして、普段、木陰をチラチラ飛んでいる本種の驚きの行動が、ますます私の八重山病を悪化させたのは言うまでもありません。
・・・う〜ん、迷シジミが飛んでくる気がしてきた。 4月は連休取れるかな。
2018.4.11
今シーズンからはマイカーがありません。 したがって、好天なのでちょっと近隣へ・・と思っても、徒歩でのお出かけが中心になります。 昨日も近所の堤防でモンキチョウを相手に遊んでいました。
たくさん飛んでいたので飛翔を狙って撮っていたのですが、後で画像を確認すると軽微な斑紋異常と思われる個体が混ざっていました。 メナシモンキ? たまに見られる変異なのでしょうか。
本来あるはずの前翅の黒点の部分が、薄い褐色に置き換わっているようです。
翅の面積に対して黒点はわずかなものですが、有るのと無いのとでは印象が大きく変わります。
同所で撮った通常の個体も載せておきます。
両個体とも♂♀判別のため捕獲しましたが、異常個体は展翅することにしました。
以前は ”微妙な変異にはこだわらない” とか言ってましたが・・ 過去の話です。(笑
2018.5.18
いよいよ蝶のベストシーズンに入っていきます。 私はといえば、信州へクモツキを狙いに行くこともなく、最近は近所の堤防でモンキの変異チェックをしています。
しかし実は、”日帰り温泉ツアー”を考え、運転手として父親の車で出かけていました。 そう、もちろん親孝行?の観光目的です。
兵庫・神鍋高原へ、”昼食バイキング&山菜採り&日帰り温泉ツアー”。
山菜を採っていると意外に夢中になってしまうもんです。
採るのは楽しいけれど、「えっ、こんなに食べるん !?」 となって、しばらくワラビばっかり食卓に並ぶことになります。
そして温泉施設へ向かう途中、白っぽい蝶々がたくさん飛んでいたので、一応持参していたカメラで撮ってみました。 ひねくれ者の私は、何となく黒っぽいのを選んで撮ってみたりなんかして・・
観光もたまにはいいですね。
決して日本海側へ黒いウスバシロを狙いに行ったわけではありません。(笑
2018.6.10
特にこれといったネタはありません。
いい時期なのに。
というわけで、載せるのはやっぱり近所のモンキです。
3月から毎週のように近所の堤防を訪れていますが、モンキの姿は途切れずに見られます。
しかし蝶のベストシーズンに、モンキの異常個体を見つけようとひたすらチェックしているなんて、自分が異常になっているような気がしてなりません・・
2018.6.21
あまり気は乗りませんが、今シーズン3発目のフライトで撮ってきた写真を載せます。
珍しい蝶ではなくても、遠征先で撮った蝶たちが今年の貴重なネタです。
夕刻、ホウライカガミで吸蜜中の♀。 (p.m.6:15)
地元でも見られる蝶ですが、ここでは迷蝶のようです。
与那国島では2007年以来の撮影。
マダラチョウで目を引いたのはこの蝶くらい。 せっかく見つけたので、モデルになってもらいました。 まぁ、美しい蝶には違いありません。
この後は天候が下り坂で、これといって載せるような蝶は撮れずじまい。 今シーズンで一番期待していた遠征でしたが、結局、一種増加ならずでした。
さらに低気圧が急に発達して台風に変わったため、最終日は全便欠航で島から出られず。
勤務に穴をあけてしまったうえに、翌々日には地震が発生して職場でドタバタ・・
ホンマに ”とんだ一年” になりそうな気がしてきたなぁ・・