2017.1.3
明けましておめでとうございます。 2017年がスタートしました。
本年はトリ年ですね。 そこで今年の一枚目は鳥の写真・・っていうのも私らしくないので、
ここは無理やり、鳥の名前が和名に含まれる蝶から一枚選んでみました。
ちなみに私が国内で出会った蝶で、鳥の名前が付いたものは、この「ツバメ」が8種、「カラス」が7種、「クジャク」が1種で計16種でした。
さらに、私はヒマ人ですから、ついでに色々数えてみました。
鳥以外の動物が名前に付いたものは、当然「蝶」が多いと思いましたが、結果は「シジミ」が76種、「蝶」は50種。 次いで「ヒョウ」が18種、「蛇」が11種、「虎・タイマイ」が各1種でした。 続いては色です。
色を表す単語が名前に付いたものは、”白が多いかな・・”と思いましたが、これは僅差で「黄」がトップでした。
「黄」31種、「白」30種、「黒」24種、「赤(紅)」20種、「緑」14種、「瑠璃・茶」各10種、「紫」9種、「銀」7種、「青」5種、「浅葱」4種、「樺・薄色」各3種、「水色・金・鉄色」各1種。
「黄」は、意外と”キマダラ”で数を稼ぎました。
しかしながら今後、トップ争いは、シロチョウ類の迷蝶で「白」が一気に逆転可能。
また、「瑠璃」はルリシジミ系、ルリマダラ系が増加すれば、楽々順位を上げるでしょう。
新年早々くらい、夢は大きく持ちたいもんです。 では今年もよろしくお願いします。
2017.1.27
寒い日が続いています。 今年の初撮りはまだまだ先になりそうです。
さて、現在 「種類別アルバム」 を再編集していますが、過去の大量の在庫写真からネタを探していると、「 ヒョウモンチョウ」 のストックから懐かしい一枚が目に止まりました。
”これ、黒斑が発達してるし載せよかな・・一応、コヒョウモンと再判別しとこ ”
しかし、肝心の前翅1b室の斑紋が一つ足りません。
それにしても、ウラギンスジと間違うか? ・・ これが当時の私の力量ですな。
思えば、この写真を撮ったのは初めて木曽の開田高原を訪れた日でした。
購入したばかりの新車で夜中に出発。
早朝に到着し、フィルムカメラを手にワクワクしながらの探索でした。
結局この日は初対面の蝶が5種類も増加し、その中には、撮影時には判別できなかったものの希少種チャマダラセセリも含まれていました。
今振り返ると、当時は蝶に関する見識は浅かったですが、それなりにとても楽しい時期だったような気がします。
2017.2.22
寒さが少しづつ緩んできて、気持ちもソワソワしてくる今日この頃です。
しかし、天気予報を見ても、2月中に蝶を見るのはちょっと厳しそうです。
というわけで今回も蝶ネタは撮れそうになく、ミラーレスを持ってから出番がなくなっているオリンパスE-3をウォーキングに連れていきました。
地元、木津川の流れ橋です。 久々に対岸の八幡市まで歩いて渡りました。
近年、増水によって橋がたて続けに流されてしまいましたが、なんとか再建されて良かったです。
ここは子供の頃の色々な思い出が詰まった場所なのです。
そういえば私が子供の頃は、橋脚すべてが木で支えられていたと思いますが、今回は橋脚それぞれの両端以外は鉄製になっておりました。
少し風情は失われたような気がしますが、時代の流れにも流されつつある流れ橋といったところでしょうか。
まぁ、仕方ないでしょうね。
再建のたびに税金までどんどん流れていってしまうわけですから・・
向こうに見えている城陽市〜久御山町側の堤防は幼少期から蝶を追っている地元フィールドです。 時期になると付近をホソオチョウが飛んでいますので、蝶屋で狙いに来られた方には、見覚えのある風景かもしれません。 左に見えているのは比叡山です。
橋から河原へ降りると、時代劇の撮影を眺めていたことや、柳の木でゲンジ(クワガタムシ)を見つけたこと、
担任の先生が橋から釣り糸を垂れている姿、土曜の午後にクラスでバーベキューをしたこと、誰かのサンダルが片っぽ川へ流されて大騒ぎしたことなどが懐かしく思い出されました。
そして、河原に落ちていた感じのいい流木を一つ、拾って帰ってきました。
蝶がいない時期の楽しみを一つ、見つけられたかもしれません。
以上、今回は地元風景の紹介みたいな記事になりました。
2017.3.29
そういえば昨年は、”♀を探せ!”というテーマで蝶を追いかけましたが、今年は特に考えていません。
とりあえず、昨年に続いて♂♀単位での未撮影種と、それに加えて翅表を撮っておきたい種類をボチボチ狙っていく予定です。
もちろん、永遠のテーマ、” 新規撮影種の追加 ” は状況に応じて最優先です。
そんなわけで、まだシーズンは始まったばかりですが、近所でターゲットを探すことにしました。 狙いは越冬明けアカタテハ♂、ルリタテハ♂・♀です。
今回、なんとか見つけて撮影に成功したものの、捕獲できず、性別は分からずじまい。
撮影がメインになってから、採るのが下手になっているのかもしれません。
小学生の頃、何度も標本にした記憶がありますが、どうやって採ってたんやろ・・・
2017.4.21
近所の堤防にもようやく春の蝶が出揃いました。
昨年よりも10日以上遅れている感じです。
新鮮なアゲハ類の♂3種を掲載します。
黒い蝶を美しく見えるように撮るのは難しいですが、蝶に露出を合わせて撮ってみました。
幼少期から、私にとっては ”堤防の王者” 的な存在の蝶です。
春型はやや小型ですが、美しさではこの時期の個体が一番だと思います。
近年、ジャコウアゲハの数が再び増えてきたなぁと思う一方、本種はやや減っているように感じられます。 しかし、この堤防で初めて本種を撮影してから早25年。 新参の蝶とはいえ、四半世紀以上も飛び続けていることになります。
私もそれだけ歳をとったということですな・・・
2017.5.5
連休前から気温の高い日が多く、蝶の発生も春先の遅れを取り戻しつつあるようです。
前回の更新後も、相変わらず近隣をウロウロしていますが、トラフシジミなんかは例年よりも早いような気が・・。
なんだか今年の春は短かかったような気がします。
旬の蝶として、とりあえず春型のトラフシジミを一枚。
本種の春型は国産蝶の中でも ”翅裏が映える蝶” のトップクラスに入るのではないでしょうか。
珍しい蝶ではありませんが、この時期、藤、山吹、桐の花などとともに季節を感じさせてくれる存在です。
2017.5.20
パッとした蝶の写真がありません。
だからといって無理に載せるほどのネタでもないのですが・・
現在の愛車の総走行距離は243687km。
2001年、各地へ蝶撮り遠征に出かけるため(&彼女作ってドライブするぞ!のため )に購入した新車も、この6月で17年目に突入します。
14年目から加算されている税もバカになりませんが、まだ問題なく走っているので今夏の遠征もお世話になる予定です。
しかし、あとどれくらい走ってくれるんやろ・・・
もし30万キロを迎えたらシャンパンでも掛けてやりましょうかね。
まっすぐ走らなくなったりして(笑
まぁ、車がヘタれば、活動スタイルも大きく変わるかもしれません。
2017.6.23
先日、京都市内の某コンビニ駐車場でパンを頬張っていると、目の前に張り紙があるのに気付きました。 わざわざ車中からシャッターを切るほどのネタではないですが、「放蝶」にはつい反応してしまいます。 きっと一般的には微笑ましいイベントであって、「放蝶」に懐疑心を抱く私はひねくれ者なのでしょう。
さて、オオムラサキも撮り足りない蝶の一つですが、今回のネタはゼフィルスです。
私が以前から訪れている関西、岡山のゼフは、例年よりやや遅れている感じがします。
もしくは、近年、発生の早い年が多く、私の基準がずれてしまっているのかもしれません。
と、先に言い訳をしておきます(笑。
狙っていたのは♀の翅表でした。 以前、本種を撮影したナラガシワの多い森ではヒロオビばかり飛び出すので、仕方なくクヌギ林そのものを半日かけて探索。 そして出てきたのはピカピカの♂。 すでに♀も出ていると考えていたのは読み違いだったようです。 来週、再訪しましょう。
ターゲットは未撮影のAB型♀。 「まだじゃ!」 と唯一現れた♂に追い返されました。
2017.6.30
ようやく梅雨らしい天気になってきました。
ゼフィルス撮影は雨をどう利用するかで成果も変わってきます。
荒天の翌朝、蝶が下へ降りていたり、雨の止み間に意外と美しい開翅シーンが撮れたりするものです。
好天から荒天で成果も好転して欲しいところです。
♂を撮影してから一週間経ち、今度は新鮮な♀が見られました。
前回、やはり♀を狙うには時期が少し早かったのでしょう。
ゼフのターゲットで残っているのはほとんどが♀の翅表ですが、これで一つクリアです。
こちらも♂を撮影してから一週間経ち、新鮮な♀が出てきました。
狙っていたAB型です。
この後、きれいな葉っぱに誘導しようと少し驚かせると、あぁ・・遠くへ・・(笑