ヒロオビミドリシジミ

Favonius cognatus



1. 岡山県新見市 2023/6/9 7:02 ♂ 斑

2. 岡山県新見市 2011/6/17 9:47 ♂ 斑

 国内でミドリシジミと名に付く中では一番狭い分布域をもつ種類。 地元京都は分布の東限にあたるが、まだ見たことはない。 以西、山口県までの食樹ナラガシワの生える山地にのみ生息する。



3. 岡山県新見市 2015/6/12 8:25 ♂ 斑

 やや黄緑色がかった輝きが本種の特徴だが、これは青みが強い色合いに見える。 光の当たる角度、また個体によっても色合いが異なる。



4. 岡山県新見市 2023/6/9 7:51 ♀ 斑

5. 岡山県新見市 2023/6/9 8:04 ♀ 斑

6. 岡山県新見市 2023/6/9 7:11 ♂ 斑 (観)

7. 岡山県新見市 2011/6/17 9:38 ♀ 斑

 特に♀は翅裏の広い白帯が印象的。



8. 岡山県阿哲郡 2003/6/12 12:17 ♂ 斑 (観)

9. 岡山県新見市 2011/6/17 9:58 ♂ 斑

10. 岡山県新見市 2023/6/9 6:59 ♂ 斑

 日中に活動するが、樹上を飛び始めると撮影が難しくなるため、♂は活動前が開翅撮影のチャンス。 できればテリトリーを張る♂の姿を狙いたいところ。



11. 岡山県新見市 2017/6/27 9:07 ♀ 斑

12. 岡山県新見市 2007/6/20 8:37 ♀ 斑


13. 岡山県阿哲郡 2003/6/12 10:40 ♀ 斑

14. 岡山県新見市 2005/6/16 10:14 ♂ 脚 (拡)


15. 岡山県新見市 2023/6/9 7:44 ♀ 斑 (別)  分かりにくいが、前翅亜外縁にも橙斑が現れたもの。

16. 岡山県新見市 2023/6/9 6:54 ♂ 斑  水分によるものか、開翅した際に翅が変色していたが、しばらくすると通常の色に戻った。


17. 岡山県新見市 2015/6/12 8:39 ♂ 斑

 この蝶を初めて狙ったのは1997年。 兵庫のポイントマップを購入しようと、いつも道具類を購入していた茨木市の蝶研出版を訪れたところ、社長さんが、 「車持ってるんだったら岡山まで運転したら沢山いるよ。」と、岡山のマップをオマケでコピーして下さった。 ありがたく受け取り、結局岡山で初めてこの蝶と出会う事ができたが、翌年、社長さんがご逝去され、その時のやりとりが社長さんを見た最後となってしまった。 この蝶を狙いに岡山へ出かける時にはいつも、その時の事が思い出として蘇ってくる。


〜 補足データ 〜

● 同一個体 ・・・ 写真1・10・16 写真4・5・15
● 近似種との判別点 ・・・ ♀→翅裏斑紋
● ♂♀判別点 ・・・ 斑→斑紋、脚→前脚ふ節


〜 主な撮影記録 〜
岡山県阿哲郡2003/6/1210:40葉上で閉翅
岡山県新見市2005/6/167:46葉上で開翅
岡山県新見市2007/6/209:04葉上で開翅
岡山県新見市2011/6/179:47葉上で開翅
岡山県新見市2015/6/128:25葉上で開翅
岡山県新見市2017/6/279:07葉上で開翅
岡山県新見市2020/6/166:28葉上で閉翅
岡山県新見市2023/6/97:02葉上で開翅
など

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