2020.10.25
今シーズン、このまま終わってしまうのは寂しいので、
へ飛んで、
で海を渡り、
を狙い、ひょっとして
まで撮れたりして・・
と想像していたら、行きたくなってしまいました。
島内に滞在した6時間余りのうち半分は雨宿りで、雨の止み間に走り回って探索。
♀と初対面が果たせたらバンザイのつもりでしたが、意外とすんなり姿が見られました。
ただ、イナリア姫のシャッターチャンスは一回のみで、その後すぐ風に流されて遠くへ。
ゆっくりランデブー、とはいかなかったのが残念です。
一応♂の写真も載せておきます。
♂♀で見た目が違う蝶の代表格ですね。 ♂はもう見慣れています。 ただ、いつもは山の上で見る♂も、この島では山らしい山が無く平地を飛び回っていて、少し違和感がありました。
某誌で波照間島での初記録を発表してから11年。 久々にここで出会いました。 スレ個体をとりあえず一枚。 天気が良ければ、メスアカムラサキ以外の蝶にももう少し時間を割けたのですが、今回は仕方ありません。
まぁ、また行きましょう。 今度は○○島で○○○○が撮れたりして・・
2020.11.1
走行中、何度か目にした標識です。
この地域ではお遍路さんを大切にされているのでしょう。
しかし最近は車で巡るお遍路さんが多いそうですね。
ツアーもあるようです。
私も蝶撮り行脚しておりますが、日本の蝶は88か所も巡らなくても亜種まで全部撮れるんじゃないでしょうか。
日本の蝶巡り88か所を選んでみるのも面白いかもしれません。
話が逸れていますが、訪れたのは前々週に続いて再び徳島です。
今年はコロナ禍、尿管結石と不測の事態が続き、”一寸先は闇”を実感しました。
生きているうちにボロでもいいから某♀を見ておかなければ・・
で、ホンマにボロい(苦笑)
しかし、よく生き残ってくれていました。
初めて見るヒサマツ♀です。
吸水中の同一個体。 近くに採卵用♀の採集者がおられたので後を譲ったものの、この♀、まだ産卵するのでしょうか。 結局、姿を見たのはこの一頭のみでした。
本種は地元京都や滋賀にも生息していますが、この時期ここへ通ったのは副産物を狙えるからで、この日は他にルーミス♂、サツマ♂を一頭ずつ撮影しました。
左にはうっすらと大鳴門橋。
黄昏時の鳴門海峡です。
必死になってボロ個体を撮った後、カップルの隣で海を見ていると、なんだか切ない気分になってきますな。
・・人生、これでいいのか?(笑)
私もお遍路に出て自分を見つめ直した方がいいかも。
いや、そんな邪念は渦潮へ捨て、さっさと帰って祝杯を挙げることにしましょう。
2020.11.20
近所への買い物帰り、道沿いの倉庫脇にたまたまソテツを見かけました。
”そういえば京都まで北上してるみたいやし、一応確認しとこか・・”
と車をUターン。
すると、ホンマにおりましたがな。
思うように撮れませんでしたが、間違いなくクマソです。
こんなピンポイントによくいらっしゃいました。
我が城陽市での記録は過去にあるのでしょうか。
でもまぁ、夏に近所でカバマダラを見つけた時ほどテンションは上がらなかったですね。
翌日は午前中に撮り直し。 カケがあるものの尾状突起は揃っている♀で、前日と同一個体のようです。 そういえば、以前はわざわざ沖縄まで撮りに行った蝶ですが、低温期♀の翅表はまだ撮っていませんでした。 もっとブルーの広がった♀が現れないか、モンキチェックへ行きがてら、また立ち寄ってみようと思います。
2020.12.10
今年最後の遠征から戻って2週間経ち、特に体調に問題もないので更新します。
感染対策に気を使いながらにはなりますが、やっぱりGoToの利用はお得に違いありません。
というわけで、出発4日前に週間天気予報を確認してからの手配で沖縄本島へ。
今回のターゲットは♂♀未判別のバナナセセリ、ウスイロコノマです。
バナナの木。 じゃなかった。 草、ですね。 私の背丈の2倍ほどあるでしょうか。 花は大きくてあまり可愛くないかも。 でも、島バナナはとても美味しいんですよね。
で、バナナセセリですが、姿は見られるものの、発見→撮影→ネットイン、の成功確率が非常に低くて苦戦。
さらに私の撮影スタイルは、補助光NG(ただし動画切り出しOK)というこだわりがあり、翅表を狙っても暗くて画質の悪い画像を得るのが精一杯でした。
このセセリは昼間、日陰のバナナの枯れ葉などに止まっていて、人の気配に驚いたりすると飛び立ちます。 上の写真は日陰を飛んだ個体を撮影したものです。 主に日昇前と日没後が本種の活動時間のようですが、補助光を使わないと活動中の個体を撮るのも難しいでしょう。
ただ、詳しい生態を知りませんが、明るい時間帯でも吸蜜する場合があるようです。
これくらい明るい環境で活動してくれると撮りやすいです。(A.M.9:00撮影)
他のセセリと同様、長〜いストローですね。
続いては、こちらも撮影しにくい蝶、ウスイロコノマチョウ。
前種よりも、発見→撮影→ネットイン、の成功確率はやや高く、目で追いやすいので、撮影&ネットできる所に止まってくれるかどうかがカギになります。 ただ、翅表を狙うには、止まってすぐ翅を2,3回開閉する場合があるものの、基本的には薄暗い場所で飛翔を撮影することになります。
沖縄では一年中見られる蝶だと思いますが、今回は生き残りの夏型(中間型?)と新鮮な秋型の両方が見られました。
そして、地味な蝶の画質の悪い写真が続いた後は、明るい写真で〆たいと思います。 ボロ個体ですが、やっぱり今年の私はツイているのかもしれません。
初めて目にしたナガサキアゲハの有尾型。 それにしても、この翅の状態でよく片方の尾状突起が残っていたものです。
結局、今回の遠征ではバナナセセリ1♂3♀、ウスイロコノマ2♂4♀の判別に成功。
今年は春から遠征キャンセルが続きましたが、それ以降はこれで蝶に関して思い残すことはありません。
いや、むしろツキを使い過ぎて、来年がちょっと怖いかも・・