元々はエゾスジグロシロチョウとされていた蝶。 本種は北海道西部から九州にかけてのみ生息し、日本で見られるシロチョウ科の蝶のなかでは唯一の日本固有種。
左の個体はスジグロシロチョウの夏型♂。 北海道では両種の翅裏に違いがみられる。
春型スジグロシロチョウとの区別点となる肩脈の部分を撮影しようとしたが、思うように撮ることはほとんどできなかった。 捕獲確認できない区域での撮影はそういう難しさもある。
東北地方南部より南に分布する亜種においては、夏型♂はかろうじて斑紋からスジグロシロチョウと区別できるが、夏型♀は決定的な区別点がないとされる。 私には判別が困難だろう。
● ♂♀判別点 ・・・ 斑→斑紋
● スジグロシロチョウとの判別点 ・・・ 写真7・8→肩脈
※ ヤマトスジグロ春型は肩脈が短く不明瞭
兵庫県川西市 | 1995/9/26 | 吸蜜:キツネノマゴ | ||
長野県木曽郡 | 2009/8/23 | 14:43 | 夏型♂ | 葉上で開翅 |
長野県松本市 | 2011/6/12 | 10:07 | 春型♀ | 吸蜜:イワハタザオ |
岐阜県高山市 | 2020/9/2 | 9:40 | 夏型♂ | 地面で吸水 |
長野県木曽郡 | 2021/8/12 | 9:52 | 夏型♂ | 飛翔 |
北海道函館市 | 2023/7/16 | 13:35 | 夏型♂ | 吸蜜:クサフジ |
北海道函館市 | 2023/7/16 | 15:23 | 夏型♀ | 飛翔 |
など |